世界ぶらぶら俳句

ハイクで探す地球の姿!

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

外すことのできないマスク 季語から外されるのか!?

コロナ禍の中、なかなかマスクがとれない。俳句の世界では、「マスク」といえば冬の季語だが、このままでは歳時記から除外しなければならない事態に陥ってしまう。いや、もはや外出時には欠かせない、オールシーズンのファッションアイテムになっているのか…

シングルベル

クリスマスを詠んだ俳句で、まず一番に思いつくのは、秋元不死男の「へろへろとワンタンすするクリスマス」。昭和24年(1949年)に詠まれた景色は、少子化の進む現代にも生きている。僕の去年はペヤングだったが、今年は一寸はりこんでラ王にでもしてみるか……

怪文に頭使うなら回文俳句

回文俳句を手がける宮崎二健氏は、左右どちらからも1221の並びとなる今日を、回文の日と定めて、「黙視わいの鰯雲」などの句を詠んでいる。そんな回文句は、古くから親しまれており、芭蕉の高弟・其角の「今朝たんと飲めや菖の富田酒」などが有名である…

ワールドカップのワイルドカップル

祭りは終わった。昨夜も遅くまで賑やかだった… まだまだ僕は世界を知らない。ひとりさびしく俳句を詠んだ。 玉蹴りや倒る男の目に涙 yeahscars.com

東京駅の日

今年は、鉄道開業150年ということで、普段乗る電車がちょっと人生の先輩のように思えた。遅延で文句ばかり言ってきて、悪かった… そんな一年も終わりが見えて、今日は「東京駅の日」。1914年の今日、新橋駅に代わるターミナルとして、東京駅が完成した日だと…

忘れ去られていく煤払い

12月13日は「煤払い」。正月準備を始めるにあたって、囲炉裏があった昔は、真っ黒な炭素汚れをまず取り払った。 何かと便利になった世の中、身体を動かすことなく、正月準備も全てネットで完了。済ませなければならないのは「着払い」だけ。年末に首が回らな…

アワビは、夏から冬に衣替えする!?

クロアワビ、メガイアワビ、マダカアワビが絶滅危惧種に指定された。これらの旬は夏で、俳句で「鮑」とすれば夏の季語となる。けれども、これを機に庶民の食卓からは消えてしまうだろう。 そうなると予想されるのが、エゾアワビが台頭すること。冬に旬を迎え…