世界ぶらぶら俳句

ハイクで探す地球の姿!

一輪ほどのあたたかさ

午後から雨が降ると聞いていたが、傘が不要になった。不要になった傘を杖にして、ちょっとした山道に分け入ると、寒の到来に身構えていた小枝に一輪、小さな花が咲いていた。

街中の銀杏は、まだ落葉を路傍に積み上げているが、来るべきものの足音は、遠いながらも聞こえ始めた。

yeahscars.com