一輪ほどのあたたかさ
午後から雨が降ると聞いていたが、傘が不要になった。不要になった傘を杖にして、ちょっとした山道に分け入ると、寒の到来に身構えていた小枝に一輪、小さな花が咲いていた。
街中の銀杏は、まだ落葉を路傍に積み上げているが、来るべきものの足音は、遠いながらも聞こえ始めた。
壮大な夢も一歩から
一日に立てた目標はただひとつ。一日一万歩。毎日一万歩で、スリムな年末を迎えようと。しかし、三が日は免除して、四日から頑張ると心に決めた。
今、僕は揺れている。春の夢は儚いもの…
小坊主の足音やまぬ三日かな
外すことのできないマスク 季語から外されるのか!?
コロナ禍の中、なかなかマスクがとれない。俳句の世界では、「マスク」といえば冬の季語だが、このままでは歳時記から除外しなければならない事態に陥ってしまう。いや、もはや外出時には欠かせない、オールシーズンのファッションアイテムになっているのかもしれない。画像のような、本来の役割を忘れてしまった輩もいるしな…